マピオンフローティングペン
2006.01.23 【おすすめサービス】

こんにちは、メガネです。
唐突ですが、普段みなさんはどんなボールペンを使っていますか?
パソコンで文字を打つことが多くなっても、やはり紙とペンはいろいろな場面で必要なものです。

仕事の取引先やイベントなどのノベルティーグッズとしてボールペンをもらったことがある人も多いと思います。でもそれらは普通のペンにロゴマークがくっついているだけの面白みにかけるものが多いのではないでしょう。


マピオンでもノベルティーとしてオリジナルボールペンを作ることになりました。手にした人に喜んでもらえて、長く使ってもらえる、そんな愛着の湧くペンをめざしました。今回はそのマピオンオリジナルボールペンの制作秘話をお届けしたいと思います。


■フローティングペンってなに?


より良いものを作るため、デザインはもちろんボールペン自体にもこだわりました。普通のボールペンではなかなか面白いものができないと思い、今回はフローティングペンで作ることにしました。


フローティングペンとは、ペンの中のイラストが動いたり、女の子がヌードになったりするペンで、世界中の観光スポットや美術館などで売っているので、みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。


このフローティングペンというものは90%以上がデンマークのESKESEN社製のものなのだそうです。調べてみると日本での代理店(レトロバンク)があったので早速お願いすることにしました。


■フローティングペンを作ろう


フローティングペンは4つのパーツからなります。
表面の「背景画像」「動くイラスト部分」「手前の画像」と裏面の4つです。


マピオンは地図サイトなので、全体のイメージとしてなにか地図を連想できるようなものが良いと考えました。
でもただ地図の画像を載せたり、「地図を検索するならマピオン!」と文字で書いてしまうのは台無しです。
そこで町並みをデザインしたものを作ろうと思いました。
全体のイメージが固まると背景などはすぐにラフを描くことができました。


まず、「裏面」です。
表面は木々の緑色を基調にしようと考えていたので、裏面は空の青で行こうと決めました。
デンマーク製のペンなので北欧デザイン風の単純な図形とシンプルな色味を意識しました。


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▲裏面デザイン。裏は動きません。

次は「表面の背景」です。
町並みと決めていたので、いくつか手書きのラフを描いてみました。
その中には「太陽の塔」風のオブジェが描いてあったりしましたが、
敬愛する岡本太郎先生にこっぴどく叱られそうなので、もちろんボツになりました。

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▲太陽の塔モドキ

はじめは道だった町並みにビルを建て、木を生やすとずいぶんと町らしい感じになってきました。太陽の塔は噴水に姿を変えました。

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▲表面の背景。緑色で柔らかい印象の町並み。

「手前の画像」は、遠近感を出すためにビルのアップと鳥に決めました。
しかし、鳥があまりに小さくて印刷で表現しきれず、なんだかわからないものになってしまいました。「飛行機でしょ?」「なんでブーメランが飛んでいるの?」「なにこれ、ゴミ?」言い方はさまざまですが、僕の傷付き方は同じです。

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▲一番上の面。遠近感の効果をつけた。

残るは「動くイラスト部分」だけです。でもこの最後のひとつにとても悩まされました。
この動く部分はフローティングペンのキモだと思うので妥協はできません。
しかし考えがまとまらず良いアイディアが出てきません。それでも考え続けました。頭痛がしてくるほどに。メガネが曇るほどに。橋の前にたたずむ一休さんのように。言い方はさまざまですが、悩みのタネは同じです。


地図を検索しているように、虫メガネを動かすか。
流れる雲を表現してみるか。
思い切ってここでねマンを飛ばしてみるか。
はたまた、太陽の塔を飛ばしてみるか...。


よいアイディアというのは、時間をかければ出るものでもありません。
なかなか良いアイディアが出ずに途方に暮れていた僕は会社の屋上に上がりちょっとサボることにしました。冬のキリっとして冷たい空気を吸っていると頭がクリアになってよいアイディアが浮かぶような気がしてきました。
そのときです!遠くの方に飛行船が飛んでいるのが見えました。最近ではあまり見かけない企業の広告がついたあれです。瞬間、頭の中で完成したマピオンペンがはっきりと見えました。
「これだ!これですよね、太郎先生」
僕はなぜか太郎先生の名前を叫び(もちろん心の中で)サボるのをやめて、席に戻り、動く部分をマピオンのロゴ入り飛行船に決め、いっきに仕上げました。

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最後のパーツが仕上がり、ペンの柄の部分の色を決めたらデザイン作業はおしましです。
後はデンマークの工場で作ってもらって、完成品を待つだけです。

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▲動きのイメージ



■マピオンペンがやってきた


年末のバタバタしている時期だったと思います。
デザインが完成して2ヶ月くらい経っていて、少し忘れかけている時でした。
段ボールいっぱいに詰まったフローティングペンが届きました!


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▲箱を折るとディスプレイ用の入れ物に!

こんなにたくさんのボールペンを見たのははじめてで、しかもそれが自分でデザインしたものなので、なんだか感無量な感じで、見てすぐはあまり喜びを表現できませんでした。
でもペンを手に取り、カチカチと回してペンを出し、ゆっくりと試し書きをしているとだんだんと喜びがこみ上げてきます。キリっとした表情をつくろうとしても顔がにやけてきてしまうんです。


社内の人に配ってみると、評判は良く、みんな楽しそうに飛行船を右に左に動かしています。
人が喜んでもらえたり、楽しそうにしているのを見るのは、作り手にとって一番嬉しい瞬間なのだと改めて思いました。



■マピオンペンをプレゼントします


先日、マピオンは9周年を迎えました。
節目である10年目を控え、スタッフ全員でさらなるサービス向上をめざしています。
そこでユーザーの方にご意見をいただき、マピオンというサイトをもう一度見直すため、ユーザーアンケートを実施しています。

そのプレゼントとして、今回紹介したマピオンオリジナルフローティングペンを100名様にプレゼントすることになりました。


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ぜひアンケートにお答えいただき、マピオンペンを当ててください!


■マピオン ユーザーアンケート2006【回答受付はこちら
■実施期間:2006年1月23日〜2月19日まで


<おまけ>
フローティングペンの代理店であるレトロバンクのサイトに、マピオンペンが紹介されています。
動きのイメージも見られるので、どういうものなのかわかりやすいです。
紹介ページはこちらから
レトロバンクオフィシャルサイト