株式会社マピオンは、2019年4月1日をもちまして社名を、株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)に変更いたしました。
マピオン、「ユニバーサルデザインフォント」を地図デザインに採用
~ Webサービスとして初、視覚に優しく、見やすい地図へデザイン更新 ~
株式会社マピオン(東京都港区、代表取締役社長 佐藤孝也)は、このたび同社の地図検索サービス「マピオン」にて提供中の地図において、地図デザインのアップデートと情報の大幅更新を実施いたしました。
今回の更新では、地図上の文字フォントに、株式会社モトヤ(大阪府大阪市中央区、代表取締役社長 古門慶造、以下モトヤ)の開発による「ユニバーサルデザインフォント」を採用いたしました。本フォントの採用は、Webサービスとしては初の事例となります。
【URL例:UDフォントで数字も見やすく】
【提供開始日】 2010年10月21日(木)
【利用料】 無料
【デザインアップデートの背景】
マピオンでは、2009年に地図デザインの大幅刷新を行って以来、文字の美しさと優れた可読性を備えた「モトヤフォント」を採用し、ウェブの地図でありながら、紙の地図のような「見やすく・読みやすい地図」の提供を行っております。また、同年10月にはそのデザインに対するアプローチが評価され、「グッドデザイン賞」(Gマーク)も受賞しております。
参考)http://blog.mapion.co.jp/release/2009/10/091001_13254.html
今回のデザインアップデートでは、ユニバーサルデザインフォントの採用および、全ての文字におけるフォントや大きさ等の全面的な見直しを行い、今までよりもさらに視覚に優しい地図の提供を目指しました。
【デザインアップデートの概要】
■新フォントの採用
今回の地図デザインアップデートでは、NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会の正会員であるモトヤの全面協力を得て、同社の開発したユニバーサルデザインフォント「モトヤUDフォント」を採用いたしました。
もともと「可読性、視認性、判読性」の三つにおいて優れたモトヤ書体ですが、UDフォントはさらにシンプルかつ読みやすい形状を意識して、様々な改良が加えられています。これにより、画数の多い漢字から、数字や英字に至るまで、ほぼ一目で視認することができ、視覚に大きな負担をかけず、小さな文字でも見やすい地図の提供が可能となりました。
【その他の改善ポイント】
■丁目・小字の境界表示の改善
マピオンの地図は従来より、市区町村や大字での色分けと境界線の明示により「行政境界のわかりやすい地図」としてご好評いただいておりますが、今回のアップデートでは、丁目・小字レベルでの色分けと境界線の表示を実装いたしました。
これは、ユーザーアンケートなどでお寄せいただいた「丁目の境を分かりやすくしてほしい」とのご要望を反映したものです。
■大規模・有名公園の園内スポット名を充実
全国に点在する国営公園や、日本三名園などの著名な庭園を含む約100カ所の公園について、「○○広場」といったスポット名から「ツバキ」など花木の配置までを、独自調査により詳細に掲載しました。
現在マピオンでは、地図画面で「写真」ボタンを押すと、ジオタグ付きの写真を表示できる「フォトビュー」機能を提供しておりますが、この写真とスポット名とを併せてご覧いただくことで、園内の詳しい様子を知ることができ、眺めて楽しい地図となっております。今後、反響を見ながら対応施設を増やしていく予定です。
【今後の展開予定】
マピオンでは今後もユーザーのご意見を積極的に取り入れ、見やすさ・使いやすさ、情報の鮮度にこだわった地図の提供を目指してまいります。