株式会社マピオンは、2019年4月1日をもちまして社名を、株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)に変更いたしました。
マピオン、無線LAN(Wi-Fi)からの位置情報取得に対応
〜 PlaceEngine で現在地の簡単表示が可能に 〜
株式会社サイバーマップ・ジャパン(東京都千代田区、代表取締役社長 村田岳彦)は、同社が提供する地図情報検索サービス「マピオン」において、クウジット株式会社(東京都港区、代表取締役 末吉隆彦)の無線LAN(Wi-Fi ※注1)電波で位置を特定するサービス「PlaceEngine」(※注2)と連携し、Wi-Fi利用時での位置情報取得に対応いたしました。
これにより、Wi-Fiを搭載したノートパソコン等で、現在地を簡単にPC版マピオンの地図で表示することが可能となりました。
【提供開始日】 2008年1月23日(水)
【紹介ページURL】 http://www.mapion.co.jp/topics/placeengine/
【利用方法】
上記紹介ページにて「PlaceEngineクライアントソフト」をダウンロード・インストールいただくと、マピオントップページにある「現在地を取得」ボタンから、現在地点の地図を呼び出すことができます。
■ 機能の特長
(1)Wi-Fi電波で位置を特定するPlaceEngineを採用
あらかじめダウンロード・インストールされたPlaceEngineのクライアントソフトが、近傍のWi-Fiアクセスポイントから流れる電波を観測し、Wi-Fi 電測情報 (MAC アドレス、電界強度などの情報) として取得することにより、現在地を特定、マピオンの地図を表示します。
(2)GPS未対応の機器でも利用可能
GPSを搭載していなくても、Wi-Fiを装備している機器であれば、簡単に現在の位置を取得、地図表示することができます。
(3)屋内や地下街などでも利用可能
山奥や郊外に強いGPSに対し、 PlaceEngineは屋内や地下街などGPSが機能しない場所でも位置を求めることが可能です。
(4)ユーザーが登録する現在地情報により、位置推定精度を改善
PlaceEngine サーバーは、Wi-Fi 電測情報と、あらかじめサーバーに蓄えられているWi-Fi電測情報のデータベースとから、位置情報 (緯度経度や住所情報など) を推定します。
現時点で、国内政令指定都市の主要商業地域を中心に、位置推定可能な情報をPlaceEngine のデータベースに格納してあり、加え、ユーザーが明示的に現在位置の登録を行うことにより、データベースの更新を行い、精度を上げています。
※ PlaceEngine の位置推定精度は、クライアントソフトが位置を問い合わせた場所の Wi-Fi 電測情報の状況 (アクセスポイントの密集度など)や、その時点でサーバー側に登録されているWi-Fi電測情報のデータベースの状況によって異なります。
■ 今後の展開予定
マピオンでは、無線LAN(Wi-Fi)からの位置情報取得に対してのユーザー需要を継続的に判断し、今後もクウジット株式会社の協力のもと、PlaceEngineと連携した新たなサービスの開発を検討していきます。
※画面イメージ
◆ クウジット株式会社
http://www.koozyt.com/
「PlaceEngine」技術を開発したソニーコンピュータサイエンス研究所のメンバーが中心となり2007年7月に設立。
「PlaceEngine」技術のライセンス提供や開発支援、および同技術を核にしたサービスの企画・開発・運営を行っています。
<注1>
「Wi-Fi」は、はWi-Fi Allianceの登録商標です。
<注2>
「PlaceEngine」 は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、クウジット株式会社がライセンスを行っている技術であり、クウジット株式会社の登録商標です。
PlaceEngine公式サイト:http://www.placeengine.com/